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2014年9月18日 (木)

なみだの・・・(2)

☆彡

だんな、

あっしゃ、どうも合点が行かなかった事があるんで。

集まりってのは、

ライバルだとか、

上司だの、部下だの言って、

他人と比べたがりやすね。

んですから、

一着にならなくてもいい、
もおっともと特別な、
ただひとつ

こんな唄が、できるんでしょうな。

かといって、

世界にただひとつってのは、

簡単に認められるものじゃあ、ありませんぜ。

ひとりづつ、違う種を持つ

bud

って言ってるくらいですからね。

030

その花を咲かせることだけに、

一生懸命になれないのが、この世の常で。

やはり、あっしら凡人は、

なんかと比べながら生きていくのが、

けっこう、 励みや楽しみ なんで、ないんですかい、だんな。

 

☆彡

ああ、ありゃね。

もう25、6ねんも前のことでしょうか。

あっしは、

あの おっかない長屋 住まい、してやした。

長屋自体のしきたり、

そして、

長屋の階のしきたり、

なんてのがありやす。

階というのは、6部落に分かれておりやして、

その部落もまた、8から10の房に分かれておりやす。

また、房にも、それぞれしきたりがありやして、

そのしきたりも、

厳しいトコ、ゆるやかなトコ

さまざまで・・・

房の長や、

その房の伝統などで決まっておりやす、へい。

あっしの所属房は、

それほど厳しくもなかったんでやんすが、

長の御方が、

この世の者でないモノまで、説教するような御方でしたから、

あっしらの房には、雑魚は近寄りませんでしたなぁ。

たぶん、

近寄り難いんでしょうねぇ。

そうすると、

あっしら手下は、孤立・・・ですな。

しかし、

前にも言ったように、

あっしの付いた長は、

あっしら手下には、非常に優しい御方でしたので、

手下の我々も、一生懸命働きやした。

S140526_003

房を逃げ出して、

ほかの房の雑魚たちと、仲良く(傷を舐めあう)必要もなかったんで・・・

といっても、

それが災いして、雑魚どおしの交流は少なく、

長を表敬訪問する方々(若頭みたいな人)の、

お世話に明け暮れたんで、

どうしても、他の部落の雑魚などとの、

普通に、どこにでもある

泣いたり笑ったりが、少なくなってしまいやした。

☆ミ

 

 

雑魚を1年で卒業すると、

 

次の年から、

 

新たに入ってくる雑魚どもの世話係に昇格いたしやす。

 

 

するってと、

 

いままで自分らが房で見てきた、

 

表敬訪問を、やることになりやす。

 

交流は、一気に増えやすが、

 

今まで一緒に手下やってた者が、

 

もう大半、居なくなっているんで。

S140526_016

 

 

そんな事をやってるうちに、

 

あっという間に、一年たち、

 

寒さも緩んだ3月の事でやんした。

 

 

☆ミ

 

 

あっしは、しきたりが厳しい中でも、

 

けっこう自由に暮らしておりやしたので、

 

シノギで銀玉屋に出入りしておりやした。

 

その道では、しっかりした師匠に付いておりやしたので、

 

なんとかプラス収支、確保できましたが、

 

ある日、

 

どんないきさつだったか、

 

元長屋の住人の、

 

「まずま」

 

という者と、稼ぎに出たのですが、

 

ぱっとせず、昼過ぎに帰って参りやした。

 

 

長屋に帰っても、

 

めしもなにもない休暇中でしたので、

 

夜の開催(麻将)まで、ひまだなぁなんて感じで。。。

M

 

 

したっけ、

 

その『まずま』が、

 

自分の寝座へ案内してくれて、

 

一緒に、飯でも食おう

 

 

なんて、言ってくれたんで、ついていくことに。

 

 

小奇麗な部屋で、御座いやした。

 

 

『ちょっとテレビでも、みていてくれや』

 

 

なんて言って、

 

彼は雪の降る外へ出ていきやした。

 

☆彡

 

ちょっと、待ってれ

まずまが台所に。

できたのは、

揚げたての、とんかつ。

それと、

あったかい、白飯。

泣けましたな、ホント。

あっしゃてっきり、

コンビニかなんかかと思っていたんで。

シノギでうまくいかず、

ボロボロの状態で、

吹雪の中を買い物に行き、

ロースカツを揚げてくれる。

こんないいヤツが、いるのだろうか?

あっしゃ、

二年間長屋に住んでいて、

人の情けを知りやした。

「そういえば、ミノル。
俺たち今日が初めてマトモに、口きいたな」

だんな、

いいやつですよ、まずまは。。。

 

未だに、

あっしゃ、成長してませんな、ホント。

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コメント

りきさん、
遅コメで、すいやせん。

♪青春そのものぉ~

確かにそうでしょうな。

あのおっかないトコに、
長年いるのは、尋常ではありませんからね、一般の人にとっては・・・

いかに楽しむ

こういうことでしょうな、まったく。

投稿: ミノル | 2014年9月19日 (金) 12:31

長屋は私の青春そのものぉ~♪
です、はい・・・。

投稿: りき | 2014年9月19日 (金) 06:53

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